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イヌトキ
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***マダラ追悼のグダグダ文です。
WJ本誌ネタバレです。
脈絡も何もあったものではないですし面白みも全くないのでご注意願います***


拍手[54回]





おやすみなさい、マダラン




最後に柱間が傍にいてくれて、ふっと頬を緩めた顔。

『やっとだ』



そう言っているように私には思えました。





生き続けるのが望みなら、この世をただわがものとして縦(ほしいまま)にしたいのなら、マダラは穢土転生のままで無限チャクラ不死最強ゾンビ()状態でヒャッハァとこの世を蹂躙すれば済む話だったんですよね。
五影だって手も足も出なかったのですから、マダランがあのまま穢土転生のままでいさえすれば、この世の忍を全滅させることだって、時間の問題だったと思います。

でもマダランは生身になりました。この世を眠らせること=世を照らすことだと信じて生身になった…。
十尾の人柱力になるために。
全ての人の願いを実現し、哀しみのない世界を創る為に…
愛だけの世界を創るために。


それが一人ぼっちのマダラができる最大限の『夢』の実現だったんだろうなぁと思います。
そしてそれが誰にも愛されない道で、それが実現したとしても本当の幸せはそこにないことは、もう分かっていたんだろうと思います。

けれども走って走って、いつのまにかものすごい時間を一人きりで歩いてきていて、引き返せない所まできてしまってた。心のどこかでこれはおかしい、こんなことをしたって無駄だ、満たされることなどないと聡い彼なら分かっていた・・・と思います。
道を引き返すことは、今までの自分を否定すること。木端微塵に。
それは、自分ひとりきりの内省ではなかなか難しい事ですよね。。。
そんなマダラを否定して愛の拳でぶん殴って止めてくれる人はマダラの傍にはもう誰もいなかった。

『やっとだ』

とマダラが言っているように、喜んでいるようにも安堵しているようにも見えたのは、自分でもどうにも止められなかった夢の道を他者に止めて貰えて嬉しかったからだろうと、思えました。




霞む視界いっぱいに広がる明けの空と、柱間の顔。
いつかイズナの死後に見た景色と重なるそれに、マダラは何を想ったでしょうか。

出逢いの頃に言った自分の言葉を、一語一句覚えてなぞるように言ってきた柱間に、何を想ったでしょうか。

誰よりも長く生きたということは、全ての人に先立たれてきたということ。
終末の谷の後も生きながらえ、気の遠くなるような長い時間を暗い洞窟の中で過ごし、オビトに背を向けられて一人息を生きとった老いたマダラの心は、きっと…最後、ぞっとするような、極限の寂しさに満ちていたと思います。
それが今、柱間の傍で、柱間と視線を交わしながら、今度こそ、一緒に死ねる。あの世で一緒に酒が呑める。水切りできる。あの頃みたいに・・・。
しかもちょっとの時間ですが、柱間を置いて逝ける訳ですから。
寂しくないし、少しは【してやったり】といったところではないでしょうか。


…マダラは本当に、頑張りすぎましたね。一人で頑張り過ぎなくらいに頑張って、誰もついてこないのは誰もついてこれないからだと言い訳をしながら一人ぼっちで。

柱間が傍に来てくれて嬉しかったでしょうマダラン。
懐かしい香りがしたでしょう。
今度こそ一人じゃない、柱間と一緒に…。
そこに行ったら、最愛のイズナも、タジマパパも、兄弟たちも、一族もいることでしょうから、今はただゆっくりと…愛する者たちがいる空気を、肺いっぱいに吸い込んで。
抱きしめて。

ゆっくりと

安らかに…。

おやすみなさい、マダラ。
どうか、よい夢を。


そういえば、
「オレの夢はついえた」とマダラは笑っていましたね。でも、
柱間とマダラ、二人がかつて肩を並べて見た夢は、
木の葉隠れの里に脈々と受け継がれ、息づいているはずです。

誰が何と詰ろうと、歴史にこれ以上ない悪人と刻まれようと、
柱間とマダラの夢なくしては今の忍の形はなく、ナルトが木の葉隠れのうずまきナルトとして生を受ける事もなかった筈です。

誰も覚えていてくれる人がいなくても、いい。子孫もいなくても、大丈夫。
マダラの生きた証は、木の葉隠れの里そのものにその血は流れているのだと思います。

マダラは里の名付け親であり、母であり、友であり、誰よりも愛情深い、最高の兄だったと……心から思っています。


ありがとうマダラン。
本当にお疲れ様でした。

今までも、これからも、ずっと…

愛してる!!!!!
本当の本当に本当にありがとう!!!!!!!







という訳でマダランが(割とアッサリとェ…)お亡くなりになって抜け殻状態です…
が、めげずに柱マダは今後も描いていくつもりです。
…が、しかしやはり抜け殻状態で口から魂が…ふぁふぅ…(笑)
マダランん…!

そんな訳で(2回目)
前回記事に温かいコメントを賜りまして本当にありがとうございました…!
大変申し訳ありません、御返事はまた次回にさせて頂きたく思います、
何卒お許しを願います;;

今夜はマダラに祈りをささげながら。

おやすみなさい!





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  • 無題
ごさまる 2014/09/23(Tue)23:24:42 編集
マダラは、永遠です…。
その、生きざまは確かに…私達の中で生きています。

『この世の事も…夢のまた夢…』だと…。
  • >ごさまる様へ 永遠ですね。
慶晴(よしはる) 2014/10/23 19:19
ごさまる様、ご無沙汰しております、慶晴です。
コメントを頂きながら御返事が遅くなり本当に申し訳ございませんでした。

マダラの原作での「死」に、救いを感じながらも、どこかやりきれないというか、
ごさまる様がおっしゃるように、マダラは私達の中で生きている、だからこそ…
マダラの「死」がある種あっけなく事実として提示された事に、私はどうしても消化不良を起こしてしまっていたのかもしれません。

マダラは決して正しい生き方はしなかったかもしれませんが、その生き様は、
他の誰にもできない、ひたむきな、価値あるものだったと思います。
大きな大きな夢に向かって、ひと時も休まずに進み続ける事がどれほど難しいか…

マダラの生きざま、そして死にざまから多くの物を教えて貰えた気が、します。

コメント誠にありがとうございました!
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NARUTOの「木の葉創設期」をメインディッシュとしたサイトです。ごゆるりと。
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慶晴(よしはる)
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関西在住。
しっかり腐っています。
バイオレンスなのは苦手な七面鳥。

NARUTOキャラは誰でも好きですが、そうした博愛は薄情に等しい為、マッチョで裸族でキノコ前な柱間氏にぞっこんだと言っておきますw
マダラ様は右でも左でもいける男前だ!
即ち創設期ウマーーァ!←
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